UCC ひと粒と、世界に、愛を

So, Coffee?

COLUMN

●コーヒーが効く! 4つの健康効果

1 代謝が上がる!

1年にマイナス1.5㎏のダイエット効果
代謝とはエネルギー消費量のこと。コーヒーを飲んでから3時間程度は、カフェインの効果で3~5%ほど代謝が上がることが複数の研究で報告されています。30代男性の平均基礎代謝量から試算すると、コーヒーを1日3杯飲むだけで、年に体重1.5㎏減とも。あなどれない数字です。

一般的に代謝が上がるとされている白湯よりも、コーヒーを飲んだときの方が1.3倍ものカロリーを消費している。さらに効果的な運動と組み合わせることで、より効果を発揮した。出典:全日本コーヒー協会

\Point/
1日3度のコーヒータイムで、やせやすいカラダづくりができる!

 

2 体脂肪が燃えやすくなる

運動との相乗効果で、贅肉を落としスリムに!
カフェインとクロロゲン酸には、体についてしまった脂肪を分解し、燃焼を助ける作用があります。運動前に飲むとその効果はさらにアップ。また疲労感を抑えるので運動が長時間続けられるという研究報告も。運動習慣がない人でも、仕事や家事などで体を動かす前に、コーヒーを飲むようにすれば、脂肪燃焼効果が期待できます。

コーヒーには紅茶の2倍強、ココアの3倍強のポリフェノールが含まれている。日常的な食生活では、もっともポリフェノールを摂りやすい飲み物のひとつといえる。出典:J Agric Food Chem.57(4):1253-9,2009

\Point/
体を動かす前の1杯で、脂肪を減らしスリムに!疲れにくくなり、運動が長続きする効果も!

\ANNAKA’S VOICE/
カフェインには利尿作用もあるので、多量に発汗する激しい運動の前は控える方が安心。

 

3 がんの予防に!?

肝臓がんをはじめ、各種がんの予防効果に期待
コーヒーの摂取とがんとの関係を調べた研究は複数ありますが、中でも顕著な結果が出ているのは肝臓がん。1日5杯以上飲んでいる人は、ほとんど飲まない人に比べ、発生リスクが4分の1という報告が(下グラフ)。その他、大腸、口腔、咽頭、前立腺がんなどについて、 1日1杯以上でリスク減の可能性が示唆されています。

40~69歳の男女計9万人を対象に、2001年まで7~9年間追跡調査し、コーヒーの消費量別に肝臓がんのリスクをグラフ化。飲まない人より飲む人のリスクの方が下回っている。出典:J Natl Cancer Inst. 2005 Feb 16;97(4):293-300

\Point/
飲む回数が多いほど、肝臓がんのリスク減の可能性が。

 

4 認知症の予防にも!

1日3~5杯飲んでいた人に発症が少ない
コーヒーを飲む回数と認知症の発症との関係を調べた北欧の研究では、1日3~5杯飲んでいた人に、認知症全体および日本人にも多いアルツハイマー型認知症の発症が少ないことがわか っています。メカニズムは不明ですが、カフェインが、発症の原因とされる老人斑(線維化したタンパク質)の脳への蓄積を抑えるのではないかと考えられています。

フィンランドの研究で、認知症発症者と、調査開始時に調べたコーヒー消費量との関係を分析したところ、全認知症リスク、アルツハイマー病リスクとも、毎日コーヒーを3~5杯飲む群が低いことが明らかになった。出典:J Alzheimers Dis.2009;16(1):85-91

\Point/
カフェインに脳の「老人斑」の抑制→ 認知症を防ぐ可能性が。

 

●BOOK INFORMATION

『1日3 杯のコーヒーが人を健康にする!』
安中千絵著  PHP 研究所  926円

ダイエットから生活習慣病、うつ、がん予防まで、人を対象に世界で行われているさまざまな研究報告をふまえながら“、からだに良い飲み物”コーヒーの、最新の健康効果を紹介。

\ANNAKA’S VOICE/
「コーヒーは健康的な飲み物だ」という意識をもって飲んでいただけたらと思います。

 

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教えてくれた人

安中千絵さん

管理栄養士/食・健康事業コンサルタント
東京都立大学大学院修士課程修了後、株式会社タニタなどを経て独立。執筆、講演等を中心に活動中。コーヒー消費量世界トップクラスのスウェーデンに住んで以来、コーヒーファンに。

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