So, Coffee?

カフェ文化が根付く街、神戸と名古屋で、エスプレッソメニューに定評があるお店をご紹介します。

●神戸
グリーンハウス シルバ
森の中の癒し空間で味わう、丁寧に作られた逸品の数々。

三ノ宮駅から歩いてすぐ、ビル群が立ち並ぶなかに木々が青々と生い茂る場所がある。〝森カフェ〞の愛称で親しまれるカフェ、『グリーンハウス シルバ』だ。店内はやわらかな木漏れ日が差し込むサン ルームや開放感あるテラス席など、心癒される空間を演出。休日にはオープン前か ら行列ができるなど、2007年の開業以来、高い人気を集めている。

カフェ文化が街に根付く神戸で長く親しまれる秘訣は、「居心地の良い店作りと、創作料理を含む豊富なメニュー展開」と語る広報の井上佳奈さん。なかでも、看板メニューの「昭和オムライス」は幅広い層に人気があり、日替わりランチメニューは 平日でも完売することが多い。

手作りのスイーツは常時種類ほど、アルコール類も豊富に展開。ランチはもちろん、ディナーや夜カフェにも使えると、女性を中心に好評だ。コーヒーは豆の香りがしっかりと感じられ、苦味と酸味のバランスが整った「UCC カフェストーリアエスプレッソ」を使用。ラ・マルゾッコ社製のエスプレッソマシンで一杯ずつ淹れたてを提供する。ホットでもアイスでも豆の風味がしっかりと感じられ、とにかく味にこだわる。エスプレッソのツヤのあるクレマを楽しみにしているコーヒー好きからは定評がある。秋には号店をオープン予定。神戸のカフェ文化がさらに熱を増しそうだ。

●名古屋
リヴァージュ モンシェール
「堂島ロール」のクリームをアレンジしたメニューが多彩。

「堂島ロール」で知られる人気パティスリーが、「ナチュラル&リフレッシング」 をコンセプトに2018年4月、名古屋に 新業態店をオープン。歴史ある運河、堀川 沿いに位置し、オープンテラスも備えてい る。天井の高い開放的な店内は、白を基調とした明るい空間で、手前半分は物販コーナー、奥は広々としたカフェスペースとなっている。そのため、ギフトを購入するサラリーマン、カフェ利用する学生や主婦など、客層は幅広い。

セルフ式のカフェスペースは、スイー ツやドリンクを多彩にラインナップ。コーヒーは、オリジナルブレンドの「リヴァ ージュコーヒー」(410円、サイフォン抽出は464円)を筆頭に種類揃え、特に「UCC ラルゴ オーセンティックロースト」を使用し、ラ・マルゾッコ社製のマシンで抽出したエスプレッソメニューは人気が高い。

なかでも「クリームラテ」は、 エスプレッソの華やかな酸味とクリアな 後味が、上に乗せた「堂島ロール」のクリームのミルク風味と好相性。まろやかなコクと香りを楽しめる。ほかにも「堂島 ロール」はもちろんのこと、名古屋限定の「クリーム・オムレット」や、「オープンサンドイッチ」などあらゆるメニューに「堂島ロール」のクリームが使用され、オリジナリティあふれるメニューが目を惹く。

●名古屋
カフェ ダウニー ゲートタワー店
カリフォルニアスタイルの家庭料理が自慢

1991年に 号店をオープンし、現在 は愛知県内に 店舗を展開するカフェ。オーナーは、カリフォルニア州のダウニーという小さな街でケーキとサンドウィッチの店を営んでいた経験を持ち、現地で出合ったカリフォルニアスタイルを提案している。コンセプトは一貫しているが、 ロケーションによって雰囲気は異なる。

2017年４月にオープンした「ゲー トタワー店」は名古屋駅前にあり、年齢層 が幅広いため、ポップな部分は残しつつも フロアの奥は壁紙を朱色にして照明を抑えめにするなど、リラックスして楽しめる 空間を演出。中高年層も集客している。

メニューは、アメリカの家庭料理がベー ス。サンドウィッチ、ハンバーガー、サラ ダなど、それぞれのメニューが豊富で、リピートしても飽きさせない構成だ。アップルパイ、ナッツタルトといったホームメイドケーキは定番を種類揃え、それらを少しずつ盛り付けた「よくばりケーキプ レート」も好評。

セットドリンクは、コーヒー、紅茶、カフェラテからセレクトできる。なかでも、カフェラテは、ミルクとの相性を考え、イタリアンローストのコーヒー豆を使用。酸味とコクのバランスのとれた味わいは、ミルクと合わせると香ばしさが広がり、後味も絶妙。スタッフが心を込めて描くラテアートにも注目を。