OUR TOWN CAFE
歴史と伝統が息づく名喫茶
『フランソア喫茶室』。
Dec 02.2021
創業は昭和9年(1934年)。豪華客船のホールをイメージした内装はイタリアバロック様式で、喫茶店としては初めて国の登録有形文化財に指定されている。店内にはクラシック音楽が流れ、タイムスリップしたかのような感覚に陥る。
自慢のコーヒーは時代に合わせて豆を替えながら、今は「レインフォレスト・アライアンス」認証農園産の豆を使用。スタンダードは「ブラック」ではなく、生クリームに無糖の練乳を入れた「フレッシュクリーム」。常連だった俳優の宇野重吉さんが「苦いのが苦手」ということで、苦味を抑えるために先代が考え出した。生クリームに無糖の練乳を加えたことによりクリームの濃厚さが増している。
ともにいただくお菓子類にも一切の妥協はない。3代目の立野隼夫氏が作るケーキは、種類も豊富でどれもが一級品。「作り手の心が第一」という信条のもと、70歳を超えた今も工房に立ち続ける。
インフォメーション
<店舗情報>
フランソア喫茶室
Sal on de the FRANCOIS
住:京都府京都市下京区西木屋町通四条下ル船頭町184
電:075-351-4042
営:10:00~23:00
(LOフード22:00、ドリンク・ケーキ22:40)
休:12月31日、元日、夏季(2日)