COFFEE MEETS CULTURE
コーヒーが恋しくなる音楽。
コーヒーのおいしさをさらに引き立たせる4つの名曲
ブラジル音楽の巨人カルトーラが残した「愛するマンゲイラ Verde Que Te Quero Rosa」はサンバの定番で、味わい深いビターな歌声に郷愁感を誘われる。チーム〝マンゲイラ〞の象徴でもあるピンクとグリーンのエスプレッソ・カップソーサーも印象的だ。
①「愛するマンゲイラ Verde Que Te Quero Rosa」/CARTOLA
80年代のイギリスを代表するブルーアイド・ソウル・グループ、通称〝スタカン〞による「Cafe Bleu」はタイトル通りジャズやラテン、ソウルまで洗練された洒脱なナンバーが満載で、ブックレットにはポール・ウェラーのペンネーム〝カプチーノ・キッド〞によるコラムが。
②「Cafe Bleu」/Style Council
ニューヨークの名門サルソウル・レーベルに残されたシルヴェッティの「Spring Rain」は、都会的なエッセンスがちりばめられたきらびやかな一枚だが、柔らかなグルーヴに心弾む「Two Cups Of Coffee」が絶品。
③「Spring Rain」/Silvetti
ブラジルのサンパウロ・シーンからは「Coffee & Music」ジアナ・ビスカルヂが歌うコーヒー・ソング集をセレクト。軽やかなギターとメロディーが心地よい微風のように響きわたる好盤で、プロデュースを手がけたのは鎌倉でカフェも営む堀内隆志さん。
④「Coffee & Music」/Giana Viscardi & Michi Ruzitschka
どれも毎日のコーヒー・タイムを素敵に演出してくれるはず。ぜひ、くつろぎのひと時にお楽しみください。
山本勇樹さん
HMV 本部にてジャズ/ワールド・ミュージックの統括担当を務める。吉本宏とともに「bar buenos aires」を主宰して、同レーベルを発足。著書に『クワイエット・コーナー~心を静める音楽集』(シンコーミ ュージック)がある。