UCC ひと粒と、世界に、愛を

So, Coffee?

COLUMN

What is Ethiopia?

●Trivia
独自の文化が今も残るエチオピアには想像もつかないアッと驚くことがいっぱい。

“What time is it?” は慎重に!

エチオピアには“エチオピアン・タイム”と呼ばれるものがあり、一日が夜中0時ではなく、朝の6時に始まるのだとか。つまり日本でいう6時が、エチオピアン・タイムの0時ということ。これは日の出を基準にしているのが由来のよう。外国人と話をする際には通常の時間に合わせてくれることもあるので、時間の話をする際はどちらの時間であるか確認を。

エチオピアには13 月 5 日が存在する!

エチオピアでは主にエチオピア正教会が信仰されており、イエスの生誕日の解釈がローマ教会と異なるそう。そのため日本などとは7年9か月のズレが生じている。また、1か月は全て30日となっているため、余った5日分が13月に割り振られ、13月5日まで存在する。これらを換算すると2015年10月1日は、エチオピアでは2008年1月20日になるのだとか!

 

●Food
エチオピアの食になじめるかは主食の「インジェラ」を食べられるかにかかっている。イネ科の植物「テフ」の粉を水で溶いて発酵させ、それを巨大な鉄板で片面だけ焼き上げたもので、肉などの副菜と一緒に食す。発酵食品のため酸味が強く独特な味がする。

お皿の下に敷かれているクレープ状の大きな生地がインジェラ。

 

イタリア領だったこともあり、イタリア料理店も多い。

 

朝は揚げパンを食すことも多い。

 

●Coffee
エチオピアはコーヒー発祥の地ともいわれ、近年ますます注目が高まっている。

コーヒーの始まりはヤギから!?

コーヒー発祥の地として名高いエチオピアで有名なのがカルディ少年の伝説だ。ヤギ飼いのカルディが、ヤギが興奮して飛び跳ねることに気づいて修道僧に相談したところ、牧草地に生えている赤い実を食していることが原因と判明。試しに茹でて飲んでみたところ、気分が非常に爽快になったとのこと。この赤い実こそがコーヒーの実で、人間によるコーヒー飲用の始まりとされている。

カルディ少年の伝説を伝える壁画(複製)
西部の街ボンガにはコーヒー発祥の地を記念したコーヒー博物館がある。屋根の上にはコーヒー豆のモニュメントが!

世界第 5 位の生産量を誇る!

南部から南西部にかけての1,500~2,000メートルの高地が主要なコーヒー産地で、生産量は徐々に増加。ただし、プランテーション・コーヒー(大規模農園)として栽培される豆はわずかで、庭先などで小規模に栽培されているガーデンコーヒーが大きなウェイトを占めている。

エチオピアには“モカ”がない !?

エチオピアといえばモカコーヒー。しかし、このモカの語源はエチオピアにはない。お隣イエメンにモカ港という港があり、ここから出荷されたコーヒーを“モカ”と呼んだとか。そのためモカには両国のものがあり、モカの後に「ハラー」などの産地名をつけて分けている。

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