UCCヨーロッパの
ジョンさんがナビする、
英国トレンドレポート!
UCC ヨーロッパのグループ・ビジネス・デベロップメント・マネージャーとして、ヨーロッパ6カ国のビジネスを担当するジョン・ ニールさん。ロンドンの人気カフェや大手チェーンをナビしながら、英国のコーヒー事情をレポートします。
おしゃれスポットを中心に
ロンドンにもコーヒー旋風到来!
紅茶の文化が根強くコーヒーを飲むイメージがあまりない英国にも、近年、コーヒーブームが押し寄せています。英国最大手の『コスタ』をはじめとするコーヒーチェーン店が商店街に並び、豆や淹れ方にこだわったサードウェーブ・カルチャーを意識したコーヒー専門店も続々とオープン。これまで主流だったフレンチプレスやエスプレッソマシンに代わり、ペーパードリップを使用する専門店が目立つようになってきました。これらはクリエイティブ層の集まるイーストロンドンや食文化の発信元となっているロンドンブリッジ周辺などのおしゃれスポットに増え始めており、注目を浴びています。
英国人が最もコーヒーを飲む時間帯は朝。大手チェーンの『マクドナルド』では、コーヒー売上の半分が朝10時半までに集中しています。通勤の途中でコーヒーとペストリーを買って、持ったまま地下鉄やバスに乗る人たちの姿も、ロンドンではよく見かけます。朝は甘いペストリー、ランチタイムにはサ ンドイッチとともに購入することが多いため、コーヒー専門店でも、人気のアーモンドクロワッサンや英国伝統の素朴なケー キ、チョコレートブラウニーは必ずレジ付近に置いてあります。また、サンドイッチなど持ち帰りの軽食が中心のチェーン 店でも、最近はコーヒーにも力を入れる傾向があるようです。コーヒー人気の高まりとともに消費者がよりおいしいコーヒー を求め始め、コーヒーの味で行く店を決める人が増えてきたからです。コーヒー単独ではなくサンドイッチやペストリーと一緒に購入することが多いため、コーヒー専門店と軽食チェーン が同じ方向を目指し始めています。
ロンドンの人気カフェのこだわりドリップ方法
Jon Neale(ジョン・ニール) さん
UCC ヨーロッパのグループ・ビジネス・デベロップメント・マネ ジャーとして、ヨーロッパ6カ国のビジネスを担当。