UCC ひと粒と、世界に、愛を

贅を尽くした1皿をいただく、
魅惑のフレンチベトナミーズ。

Dec 08.2021

フランスがベトナムを占領していた当時、 美食家のフランス人たちは音楽からシェフを呼び、本場のフランス料理を再現しようとした。今や国民的フードとも言えるバゲットに具を挟んだ「バインミー」やコンデンスミルクを入れた「ベトナムコーヒー」などは、フランスの食文化の影響を大いに受けて独自に進化したもの。そして、バゲット売りや路上のコーヒー屋台、オープンテラスのカフェなどは、都市部に限らず田舎でも見られるフランスの文化を色濃く残す風景で、ベトナムの日常に欠かせない。

ホーチミンやハノイにはカジュアルからフォーマルまでフレンチレストランがいくつもあり、オーナーはフランス人やフランス系ベトナム人であることが多い。 ホーチミンの「ホテル コンチネンタルサイゴン」やハノイの「ソフィテル レジェンド メトロポール ハノイ」など、伝統あるフランス系ホテルの厨房で腕を振るった元シェフが開いたレストランも見られる。そんな本場仕込のシェフたちが活躍するベトナムのフランス料理は「フレンチベトナミーズ」とも呼ばれ、地元の食材やスパイスを取り入れている個性派レストランが多いのも特徴。ほかでは決して味わえないベトナムならではのフランス料理。古き時代に思いを馳せながらベトナムの歩んできた歴史とともに味わいたい。

 

La Badiane/ラバディアン
地元食材の個性を生かした創作フレンチ。

シェフのベンジャミン・ラスカロ氏が生み出す、地元の旬の食材を使った、ユニークで芸術的なフランス料理メニューが人気。ランチコースは、前菜、メイン、デザートと、一皿一皿がたっぷりで男性でも満足のボリューム。スタッフの温かい雰囲気が心地よい。

「ランチセット」(395,000VND)。

 

吹き抜けが気持ちよい1階席、リラックスできる2階の個室もあり、魅力的な空間構成は一軒家ならでは。

 

La Verticale/ベルティカル
スパイス、ハーブ、ベトナムテイストを加えた自由で創作的なフレンチベトナミーズ。

老舗ホテル「ソフィテル レジェンド メトロポール ハノイ」の元総料理長ディディエ・コルロー氏がプロデュース。創作的な料理や味付けにシェフオリジナルのスパイスを使用することがこだわりで、料理の決め手にもなっている。コロニアル調の建物は築100年。

手前から「鯖と海藻のタルタル」(156,000VND)、「ラムのグリル」(378,000VND)。
店内にずらりと並ぶオリジナルスパイス。小瓶入りは購入が可能でお土産にも喜ばれる。

 

〜フランスや中国の面影を探しに街へ〜

バイクや車がひしめき合うベトナムの熱気を肌で感じながら街を散策すると、目に映るのはフランスや中国の影響が残る街並み。築100年を超える建築物が現存するベトナムでは、フランス統治時代のフレンチコロニアル建築や、中国の華僑によって建てられたお寺がそのままの形で残されている。

老舗ホテル「ソフィテル レジェンド メトロポール ハノイ」のテラス席はまるでパリの街角のよう。

東洋のパリとも呼ばれるホーチミンには「サイゴン大教会」「オペラハウス」「中央郵便局」があり、フランス人居住区が設けられた首都ハノイには「ハノイ大教会」「迎賓館」など、フランス式の荘厳で美しい建物が立ち並ぶ。また、ホーチミンの中華街(チョロン地区)にある道教寺院「天后宮(てんごうきゅう)」や、11 世紀の李朝時代に創建されたハノイの「鎮武観」など、仏教徒が多いため中国式の寺院も多い。

1760年に建てられた道教寺院「天后宮(てんごうきゅう)」。

ベトナムの街中にいるのにもかかわらずフランスや中国の雰囲気が味わえるのが、ベトナムの魅力なのだ。食文化だけでなく、生活様式や建築など、あらゆるところに目を向けると、面白い発見ができるはずだ。

インフォメーション
<店舗情報>

La Badiane
ラバディアン
住:10 Nam Ngư, Quận Hoàn Kiếm, Hà Nội
電:+84-24-3942-4509
営:11:30~14:00、18:00~22:00
休:日曜日
http://labadiane-hanoi.com

<店舗情報>

La Verticale
ベルティカル
住:19 Ngô Văn Sở, Quận Hoàn Kiếm, Hà Nội
電:+84-24-3944-6317
営:11:30~13:30、18:00~21:30
休:無休
http://didiercorlou-hanoirestaurants.com/

PAGETOP