最高の一杯のためにチャレンジをする
サンフランシスコの
ニューウェーブカフェ。
カフェ文化が根付き、さまざまなブームも牽引してきたサンフランシスコ。おいしい一杯のために新たなチャレンジをする、2つのカフェをご紹介。
#1
EQUATOR COFFEES FORT MASON/エクエイター コーヒー フォート メイソン
2011年にアメリカのコーヒーロースターとしては初のフェアトレード認定を受けた『EQUATOR COFFEES (エクエイター コーヒー)』。フォートメイソン店のみで 提供されているのが、サイフォンからヒントを得て生まれたというマシン「グランドコントロール」を使用したポアオーバー。 酸味が少なくマイルドな味わいで人気だ。
「グランドコントロール」を開発したのは、製造販売元の「VogaCoffee(ヴォガコーヒー)」創業者であるジョシュ・アビンス氏。「同じ粉から苦味、濃度、甘味のいいところだけを3 回に分けて抽出し、ブレンドして仕上げるからバランスがいいんです」 。ひっきりなしに人が訪れる観光地 のフォートメイソン店では、スイッチひとつで 50杯のコーヒーが抽出される「グランドコントロール」が大活躍。バリスタのひとりとして、繁忙店をサポートしている。
#2
Samovar -Yerba Buena Gardens/サモバー・イエルバ ブエナガーデン
「コンセプトは“hyggelig”(ヒュッゲリ)です」と、コーヒーカルチャーが主流のサンフランシスコでは珍しくお茶を扱う『Samovar (サモバー)』のジェシー・ ジェイコブス氏。「ヒュッゲリ」とは デンマーク語で「居心地のよい」という意味だ。ドットコム企業で時間に追われる生活を送りながら「お茶」に注目。ヨーロッパにもアジアにもあるお茶の文化が、『Samovar (サモバー)』を立ち上げた18年前 のアメリカにはなかったのだ。「お茶を通して人とゆっくり会う時間をつくりたい」とカフェをオープン。
世界中から取り寄せる多くのお茶がオーガニック。お茶を飲み比べできるメニューなど、目でも楽しめる提供スタイルもサンフランシスコ的だ。年の時をかけ、多忙なビジネスマンにとっても、『Samovar (サモバー)』は“ひと休み”の居場所となりつつある。
EQUATOR COFFEES FORT MASON
エクエイター コーヒーフォート メイソン
住:2 Marina Blvd Fort Mason Center GatehouseSan Francisco, CA 94123
電:+1-415-875-9370
https://www.equatorcoffees.com/
Samovar -Yerba Buena Gardens
サモバー・イエルバ ブエナガーデン
住:730 Howard Street San Francisco, CA 94103
電:+1-415-227-9400
https://www.samovartea.com