ジャマイカでは
どのようにコーヒーが楽しまれている?
ジャマイカコーヒーレポート。
ジャマイカではどのようにコーヒーが売られているのか、今のコーヒーシーンはどうなっているのか、現地コーディネーターが生レポートします!
フリーWi-Fi人気でカフェ増加中。
かつて英国領であった名残として、コーヒーよりも紅茶が根強く親しまれているといわれるジャマイカ。最近では、首都キングストンを中心に、若者たちに人気のあるショッピングモールやショッピング街などでは、次々と新しいカフェがオープンし、フリーWi-Fiを利用するために立ち寄る人々が増えてきています。
2017年11月には、スターバックスが、カリブ海地域に初上陸。第1号店はモンテゴベイのドクターズケーブビーチにあります。また、第2号店のフェアビュー店は大型スーパーや銀行が入っているショッピングモール内に位置し、近くには大学やホテル、ジムなどのあるトレンディーな商業地区にオープン。利用者の大半は家族連れ買い物客や学生、ジムのメンバー、ビジネスマンで、周辺のホテルに滞在している観光客やオフィス代わりに利用する方から人気を高めています。
家ではどんなコーヒーを飲む?
ジャマイカ人が普段、家でコーヒーを楽しむという習慣はまれで、飲むとしても甘味の強いコンデンスミルクをたっぷりと混ぜて飲むのが一般的とされています。ジャマイカ産の香り高い、濃厚なコーヒーを楽しむのは、外国人や観光客がほとんどで、レストランやホテルを中心に、贅沢にゆったりとコーヒータイムを過ごしています。
またジャマイカ産の豆を原料としたインスタントコーヒーは人気で、「ノンカフェイン」「カフェインレス」「デカフェ」「オーガニック」など、カフェイン含有量の違った商品も多くの種類が市場販売されています。
ミヨコ・ウォルコットさん
ジャマイカ在住 観光ガイド
1957年神戸生まれ。1991年にジャマイカへ移住し、観光ガイドとして多くの日本人観光客を迎える。2010年、日本人とジャマイカ人のスタッフとともに「チームJAMROCK」を結成。テレビ番組のジャマイカロケのコーディネートやリサーチ、観光ガイドブックの編集制作に携わる。