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So, Coffee?

COLUMN

幻のコーヒー豆
「ブルボンポワントゥ」
個性の数々。

Dec 06.2021

「ブルボンポワントゥ」の特徴

「ブルボンポワントゥ」の大きな特徴は、「ポワントゥ= 尖とがった」という名が示す通り、尖っていること。しかも、尖っているのは豆だけではなく、葉も木の形状まですべてが尖っていることが、この品種の特異性を表している。内面的な特徴としては「低カフェイン」であるということ。通常のアラビカ種のカフェイン含有量は約1.2~1.4%であるのに対し、「ブルボンポワントゥ」は約半分の0.6% 前後。「ブルボンポワントゥ」は一般のコーヒーと比べ、カフェイン含有量は半分ほどで、甘さの指標であるジアセチルは2倍ある。澄み切ったクリアな味わいで、柑橘系を思わせる軽やかな酸味と甘味が楽しめる。

葉の形状も一般的な品種と比べて尖っている。

Quality1「味」

口にした誰もが驚くほどの澄み切ったクリアな味わいで、渋味はなく自然が育んだ低カフェインコーヒーの透明感と気品にあふれている。少し遅れて口の中に広がる甘味を含んだ酸味も印象的。しかも、冷めてもなお、おいしいのが「ブルボンポワントゥ」の大きな魅力。コーヒーの新しい世界を教えてくれること間違いなし。

Quality2「香り」

ブルボンポワントゥのアロマは「香りのブーケ」とも称されるほど、フルーティな甘い香り。まるで、名もない野の花を集めたような繊細でピュアな香りを秘めている。焙煎直後はあまり香りが立たないが、粉砕すると大きく香る。ドリップする時、カップに注ぐ時、そして味わいながら。最後はカップに残る香りまで楽しみたい。

ブルボンポワントゥの栽培エリアは標高500~1,100mの斜面。
木の形は円錐形で、幹から伸びる枝と枝の間が狭いのが特徴だ。
ブルボンポワントゥの開花時期は例年2~4月。
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