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So, Coffee?

COLUMN

〜「ブルボンポワントゥ」こぼれ話〜

TOPIC 01
上島達司会長が「農事功労章シュヴァリエ」を受章 !

フランス共和国農業・農産加工業・林業省のカトリーヌ=ジェラン・ラネエル局長(左)から「農事功労章シュヴァリエ」を授与される上島達司氏。

UCCホールディングス株式会社・代表取締役会長の上島達司氏が、2016年12月5日にフランス共和国から「農事功労章シュヴァリエ」を受章した。これはフランス農産物の対外輸出や外国市場での販売促進などに功績のあった者に授与される勲章。「ブルボンポワントゥ」復活がフランスのコーヒー文化の普及に貢献したと評価されたものだ。

TOPIC 02
偉人は「ブルボンポワントゥ」がお好き?

フランスのブルボン朝時代において、コーヒーは上流社会のステータスシンボルだった。中でも当時から珍品だった「ブルボンポワントゥ」は王侯貴族、文化人から寵愛を受けた。

ルイ15 世/ブルボン朝第4代のフランス国王(1710~1774年)。嗜好品に強いこだわりを持っていたことで有名。「ブルボンポワントゥ」は、そんな国王に愛されていた。
バルザック/小説『人間喜劇』で知られる作家(1799~1850年)。19世紀屈指の食通とされる。夜を徹して執筆する際は「ブルボンポワントゥ」をお供にしていたという逸話も。

TOPIC 03
世界が認めた「ブルボンポワントゥ」

アメリカの日刊経済新聞『ウォール・ストリート・ジャーナル』(2008年11月)の紙上で世界中から選りすぐられたローカフェインコーヒーのカッピングが行われ、4人の専門家全員が「ブルボンポワントゥ」をベストカップに選出。「自然の低カフェインで風味豊か」など最上級の賛辞が贈られた。

TOPIC 04
「ブルボンポワントゥ」はコーヒーの原種に近い!?

全世界で毎年700万トン以上が生産されているコーヒー。コーヒーの種類は100種類以上あるが、実際に栽培されているのは、このうちの60種類ほど。その約7割を占めるのがアラビカ種で、主要品種の多くはブルボン品種をルーツに持つ。「ブルボンポワントゥ」は、そのブルボン品種から生まれた突然変異種。ほかのコーヒーがその後、品種改良や自然交配を重ねていく中、「ブルボンポワントゥ」は交配を重ねることなく、300年前と変わることのない個性を宿したまま現代に蘇った。これが、ブルボンポワントゥが限りなく原種に近いと言われる所以だ。原種は近年の生産性の良い品種と比較して収穫量は少ないが、その分だけ風味は豊かと言われている。

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