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【コーヒーの基本(特別編)】
Q. 正しい焙煎度ってあるの?
Dec 07.2021
A. どの焙煎度にするかは、求める味わいや好みによって異なります。
無味無臭の生豆を焙煎することによってコーヒー豆が内部に隠し持っている酸味、苦味、甘味、香りなどが引き出される。焙煎度は最も浅いライトローストから真っ黒になるまで炒り上げたイタリアンローストまで8段階に区分されるが、大まかには浅炒り、中炒り、深炒りの3段階で考えてもよい。一般的に浅炒りほど酸味が強く、深炒りになるほど苦味を感じるようになる。生産国や銘柄、精製方法によって違いのあるコーヒーの個性を引き出すことが焙煎度を決める。
●焙煎の度合いとその特徴
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うっすらと焦げ目がついている状態。黄色がかった小麦色。香り・コクはまだ不十分。
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シナモン色。ごく浅い炒り方で、まだ青臭く飲用には適さない。
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茶褐色。アメリカン・タイプの軽い味わい。
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ミディアムよりやや深い炒り方。喫茶店や家庭で飲まれるレギュラーコーヒーは、この段階のものが多い。
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最も標準的な炒り方。鮮やかなコーヒーブラウン。喫茶店や家庭で味わうことが多い深さ。最近ではエスプレッソ用としても用いられる。
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ダークブラウン。アイスコーヒー用の豆を炒るときはこの段階まで熱を加える。シティ同様エスプレッソにも用いられる。
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強い苦味と独特の香りが楽しめる。カフェ・オ・レやウィンナーコーヒーなど、ヨーロピアンスタイルのアレンジメニュー向きである。
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色は黒に近い。強い苦味と濃厚な味わい。これが最も深い炒り方で、かつてはエスプレッソ、カプチーノなどに使用されることが多かった。