FOOD CULTURE MAP
ミラノ…ロンバルディア州の州都。この地域は牧畜が盛んなために肉を使った料理が多い。代表的な郷土料理に、骨つきの仔牛のロースに卵とパン粉をつけてバターで焼いた「ミラノ風カツレツ」や、仔牛のすね肉のトマトソース煮込み「オッソ・ブーコ」がある。
ヴェネツィア…ヴェネト州の州都。南はアドリア海、北はドロミーティ山群があり、海と山の幸が堪能できるエリア。古くから東洋との貿易の中心地だったため、ナツメグやシナモン等を使ったパスタや、香辛料の入った魚料理等、スパイスを使った料理も。
フィレンツェ…トスカーナ州の州都。代表料理には、炭火で焼くT ボーンステーキ「ビステッカ」等があり、食材を活かしたシンプルで豪快な料理が特徴。フィレンツェからシエナにまたがるキャンティ地方は、イタリアを代表するワインの生産地でもある。
ローマ…ラツィオ州の州都でイタリアの首都。庶民的な料理が多い。放牧を生業にしていた歴史があり、肉の残された部位もおいしく食べようと生まれたハチノス(胃袋)の煮込み「トリッパ」や、玉ねぎとパンチェッタ、チーズを使ったパスタ「アマトリチャーナ」等が名物に。
ナポリ…カンパーニア州の州都。温暖なこの地域からはトマト、モッツァレラ、バジル、パスタ、ピッツァ等のイタリアの食の代名詞といわれるさまざまなものが生まれた。新鮮で豊富な魚介料理や、ユネスコの無形文化遺産に登録されたピッツァが有名。
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