
イタリア各地で見つけた
“ニューウェーブ”ドルチェ。
地方ごとの伝統菓子の人気が根強いイタリアも、近年は世界のトレンドを意識する新しいムーブメントが起き始めている。イタリアの最新ドルチェ事情をご紹介。
#1
“イタリアのモダン・パスティッチェリアの父が手がけるケーキ”
Iginio Massari/イジニオマッサーリ
パリで開催されたお菓子の国際コンクールに 22 歳で優勝して以降、世界的に活躍するパティシエのイジニオ・マッサーリ氏。素朴な見た目の伝統菓子が主流のイタリアで、デザインにもこだわった色とりどりの美しいドルチェの数々を生み出した。
◎Iginio Massari https://www.iginiomassari.it

ミルクチョコレートとピスタチオのムース、 バニラのババロア入り(8€)。

パンに生クリームを挟んだローマ発祥の 伝統菓子を美しくアレンジ(3€)。

フランボワーズのムースとゼリーが層になった 酸味の効いたムース(8€)。
#2
“グルテンフリー、ヴィーガン等ドルチェもヘルシー志向”
GluFree Bakery/グルフリー ベーカリー
パスタやパンを主食とするイタリア人だが、アレルギーの人も多い。これは社会問題にもなるほどで、最近はグルテンフリースイーツも注目され始めている。また、ベジタリアンやヴィーガン向けのメニューを取り入れるレストランも増え続けており、スイーツにもヘルシー志向のメニューが続々登場!
◎GluFree Bakery http://www.glufreebakery.it

イタリアではお祝いごとで食べられる チョコがけプチシュー(7.4€)。
#3
“抹茶からプランクトンまで!?新たな食材にも注目”
Pasticceria & Dessert/パスティッチェリア&デセール
世界的にも人気の食材、抹茶がミラノにも登場。ほかにも、プランクトンを使ったチョコレートや隠し味に山椒を加えたムース等、ユニークな食材を使ったドルチェ開発にチャレンジしている。
◎Pasticceria & Dessert http://www.pasticceriarapisardi.com

爽やかなカシスムースと 濃厚なマンゴーゼリーのムース。 甘酸っぱさのなかに山椒を効かせて(5€)。

「プランクトン」を入れることで 深みのある塩味を感じる 一風変わったチョコレート(2€)。
