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So, Coffee?

COLUMN

ベトナムコーヒー ヒストリー
これまでの道のり、いまのコーヒー事情。

1850年頃、コーヒーの栽培はフランス人が飲むためのコーヒーとしてベトナム北部で始められたが、中部高原地帯に政府主導で大規模なプランテーションが開始されると、生産量は一気に伸び、栽培開始から約20年でコーヒー生産量世界第 2位となった。

ベトナムのコーヒー栽培面積は67万ヘクタール以上(東京都のおよそ3倍の広さ)で、約50万のコーヒー農園が存在している。その大部分は国営、省営の大規模農園が分割されて作られた 1 ヘクタール程度の個人の小規模農園である。ベトナムの立地条件、気候などがコーヒーの木の栽培に適したことはもとより、病害虫に強いコーヒーの木の品種である、ロブスタ種を栽培したことも飛躍的な伸びにつながっている。最近ではアラビカ種の栽培も行われるようになってきている。また、ベトナムコーヒーの生産量のおよそ8割は中部高原地帯で栽培されており、標高により分けられているものの両方の品種を栽培している数少ない産地でもある。生産量では、その95%をロブスタ種が占めてはいるが、近年はアラビカ種の生産に力を入れ、ベトナム国内でもストレートコーヒーとして飲用されている。

●世界のコーヒー生産量(2017/18)

1位 ブラジル 3,126,000
2 位 ベトナム 1,716,000
3 位 コロンビア 876,000
4 位 インドネシア 654,000
5 位 エチオピア 392,700

(単位:t ※ 1袋 60kg で換算)
出所:米国農務省 June 2017

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