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So, Coffee?

COLUMN

【コーヒーの基本(特別編)】
Q. カフェはいつ、どこにできたの?

Dec 07.2021

A. 1554年にコンスタンティノーブル(現在のイスタンブール)に作られた『カフェ・カーネス』が、現在のカフェの原型だといわれています。

『カフェ・カーネス』はそれまでのアラビアのコーヒー店とは違って調度や装飾にもこだわり、社交と自由な会話の場となったことから現在のカフェの原型とされている。1645年にはベネチアにヨーロッパで初のカフェが誕生し、時を経ずにロンドン、アムステルダム、パリなどへ広がっていった。ベネチアのサン・マルコ広場に面した有名店『カフェ・フローリアン』は1720年の開店で、時代はくだるが、今もたくさんの観光客が訪れて連日賑わっている。日本における喫茶店の原型は1888年(明治21年)に東京・黒門町に開店した『可否茶館』だが、時期尚早だったのかわずか3年で閉店してしまった。

創業当時からサン・マルコ広場南側の新行政館の回廊に店を構える『カフェ・フローリアン』。
18世紀ごろのイギリスの「コーヒーハウス」の様子を伝える絵画。
当時の『可否茶館』の様子を描いた版画(奥山義人 作)。『可否茶館』読み方は諸説あり、「かひさかん」「かひいちゃかん」「かつひーさかん」などが伝わる。
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