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So, Coffee?

COLUMN

台湾のコーヒー輸入量は激増している

街中の至るところにコーヒーショップが増えているのは前述の通りですが、その増加が示す通り生豆の輸入量は激増しています。 2013 年時には10年前と比較して、約2.5 倍の伸びを見せています。特に2009年以降の伸びは凄まじく、この時期にコーヒー文化が花開いたことがうかがえます。コーヒー豆の輸入増と同時に近年では台湾内でのコーヒー栽培も始まっています。台湾中部にある阿 シ里山ンはお茶の産地として有名ですが、今はコーヒー栽培が盛んになりつつあります。米国スペシャルティコーヒー協会(SCAA)の評価でアジアでNo. 1 になったこともある有望種で、今後世界に広まることが期待されています。

台湾のコーヒー生豆輸入量

台湾でのコーヒーの楽しみ方の変化

台湾では“ミルク入りコーヒー”文化とともにコーヒーの消費量を増やしてきました。ドリップコーヒーなどは飲まずに、基本的にはエスプレッソにミルクや砂糖を入れるスタイルが主流です。コンビニに導入されている全自動マシンも日本とは違い、すべてエスプレッソタイプなんです。ですが、ここ数年は自家焙煎をするコーヒー店や、スペシャルティコーヒーなどを提供するサードウェーブ系が受け入れられ始めています。焙煎具合もかつては深炒りだったものから徐々に浅炒りになり始めている傾向がうかがえます。ブラックコーヒーの売り上げも増加しており、コーヒーのさまざまな楽しみ方が今後ますます広まっていきそうです。

スーパー『Wellcome』では多くの種類の豆が販売され、自分で挽くことも。
同スーパー内に併設されたベーカリーのメニューには「ヘーゼルナッツ」などのフレーバーラテが並ぶ。
同店ではコーヒーを一緒に注文する客が多く、マシンも複数設置。
“ミルク入りコーヒー”文化が強い台湾だが、「アメリカーノ」などブラックのまま飲む人が増加中。
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教えてくれた人

楊衣姍(ヤン イーサン)さん

ワールド サイフォニスト チャンピオンシップで3位に入り、『UCC Café Mercado 台北SOGO店』で店長も務める。

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