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So, Coffee?

COLUMN

【コーヒーの基本(1)】
ペーパードリップ編

Dec 01.2021

コーヒー抽出の基本中の基本ともいえる、ペーパードリップについて解説していきます。お店が忙しい時に陥りやすいミスを注意するだけで、またちょっとした技術・コツを習得するだけで、お店のコーヒーが飛躍的においしくなりますよ!

 

● おいしいペーパードリップコーヒーを淹れるには 


コーヒーは使用するたびに豆を計量してミルで挽くこと。あるいは、包装済みのグラインドコーヒ ーを使用する場合は、開封後はなるべく早く使い切ること。コーヒーは空気に触れると酸化するため、次にコーヒーを淹れるときに、その味や風味に悪い影響を与えます。長期保存する場合は「小分けにして冷凍」することをおすすめします。


コーヒーの挽き目は、通常、抽出時間で決まります。一般的には、短時間抽出の場合は、その時間内に成分をしっかり抽出するために細かく挽く必要があり、逆に長時間ほど粗くする必要があります。ペーパードリップは湯の注ぎ始めから注ぎ終わりが2分前後の抽出のため、中細挽きが適当なのです。


おいしいドリップコーヒーの最適なブリックス(濃度)は、約1.4%前後と言われています。その濃度を作り出すための適量のコーヒーを使用することが大切です。


水道水の中にはさまざまな不純物や塩素などが含まれるため、なるべく浄水器を通した水を使用することをオススメします。コーヒーの味をダイレクトに楽しむには軟水が適しています。


ドリッパーやサーバーは使用後には、よく洗い、コーヒー液やかすが残っていないようにチ ェックしてください。また、器具やカップは使用する前に熱湯で温めておくという心遣いもお忘れなく。


お湯は、沸騰後、ポットを火から離し、湯面がぐらぐらしているのが静まった程度(95度前後)が適温です。また、コーヒーに含まれる成分に溶け出しやすいものと溶けにくいものがあることから、抽出時間が短いと「酸っぱくて薄く」なり、長いと「苦くてエグく」なります。豆の特徴をつかみ、この原理を応用して淹れることもできるのです。

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