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So, Coffee?

COLUMN

意外と知られていない!?台湾のコーヒー事情
台湾は現在、コーヒーブーム!コーヒーの輸入量が年々増加しているが、高品質のコーヒーを栽培する産地も現れている。

台湾のコーヒー生豆輸入量と金額の推移
近年、台湾では市街地のいたるところで、海外のコーヒーチェーンやコンビニエンスストアのカウンターコーヒーが目につくようになった。昨年2015年の台湾のコーヒー輸入量は23,980トン(前年比115.9%)、輸入金額は99,243,000NT$ (前年比117.8%)となっている。ここ10年でコーヒーの輸入量は約2.5倍、輸入金額は約5倍と大きく増加している。特 に、2010年以降の伸びは顕著で、今後も増加が見込まれる。また、年間1人あたりの平均飲用杯数は、100杯近く消費されている。日本の350杯に比べるとまだまだ少ないものの、今後、さらなる需要拡大が期待されている。

台湾のコーヒー生豆輸入量と金額の推移(出典:財政部海関)

台湾のコーヒー産地
台湾には、10近いコーヒー産地があるといわれている。 台湾は南北を山脈が縦貫しているため、 その山地に沿った箇所で盛んに生産が行われている。 今回はその中でも有名な 4 か所にスポットを当てる。

❶九彬二山(ジョウビンアーシャン )
中部・南投県に位置し、景勝地として知ら れる台湾最大の湖日月潭の近く。ジャス ミンと青りんごを感じさせるフルーティー で酸味のある風味の豆が多い。

❷阿里山(アーリーシャン )
嘉義県に位 置 し 、 茶の名産地としても名高い。野生の猿も多く生息するなど豊かな自然が広がる。 サトウキビの風味を持つ独特な味わいの豆が特徴。

❸古坑郷(グークンシャン)
雲林県に位置し、台湾コーヒー発祥の地であるとされる。この地で取れた豆は日本統治時代には天皇への献上品として扱われ、“御用コーヒー”の別名を持っていたことも。

❹泰武(タイウー)
南部・屏東県に位置し、大武山が東にそびえる。一年を通して雲や霧に覆われ、朝晩の温度差が大きいため、コーヒーの産地として最適な環境。

 

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