●DAY2ー5
UCCコーヒーアカデミーのベーシックコースで基礎を学ぶ。
「UCCコーヒーアカデミー」は、通常全4回のベーシックコースからスタートします。簡単な入門編をイメージしていた私は、なによりも内容の濃さに驚きました。コーヒーに関する基礎知識を学ぶ座学では、コーヒーの歴史や産地別の栽培と加工工程を教わり、実技では産地別テイスティングや器具別の抽出がとてもためになりました。
今まで私にとって、マシンにコーヒー粉をセットしてスイッチさえ入れるだけで良かったコーヒーを淹れるという行為が、本来はこれほどまでに神経を使うものだということを知り、ギャップを感じました。恥ずかしい話ですが、同じ豆でも焙煎や抽出方法でここまで味や香りが変わってくるということを、この授業を受けるまで意識していませんでした。
このクラスでお菓子とコーヒーの相性を教わったことも、喫茶店を営む私にとっては有益でした。次から次へと発見があり、毎回2時間半の授業はあっという間に過ぎていきました。
思えば、この頃から頭の中で考えるのはコーヒーのことばかりに……。もっと知りたい、という強い思いで全8回のプロフェッショナルコースを申し込みました。
教えてくれた人
大西賢
花梨コーヒーラボロースターズ代表。
「UCCコーヒーアカデミー」で学び、コーヒープロフェッショナル認定試験に合格。今では大西さんのコーヒーを多くのお客様が楽しみにしている。「もともとコーヒーの知識がないまま店をオープンしてしまったので、『UCCコーヒーアカデミー』では本当に多くの感動がありました。その感動があったからこそ受講を続けることができました。今でも個人的にコーヒー研究を重ねています」。